せんいち!

おのさとの「千里の道も一歩から」小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

将来を考えるときに欠けがちな「時間軸」の概念

歪む時間のイラスト

どうも、おのさとです。

 

今日は新社会人やこれから社会人になる人に向けて書きます。もちろん自戒を込めて。

 

将来に悩んでいる君へ

社会人になるといろいろな理不尽にさらされると思う。まず、部下は上司を選べない。これは規模の大小問わず会社という組織に属したら決して避けられないことである。

そして勤務地。面接で都市部での仕事をいくら熱く語ったところで、人事や役員のさじ加減一つで簡単の僻地に飛ぶ可能性もある。

配属部署もそう。何の興味もない部署になった人なんて、日本を探しただけでもごまんといるはずだ。

 

こういう理不尽にさらされると、人は自分の将来を考える。

 

本当にこのままでいいのだろうか。転職をしたほうがいいのではないか。起業するか?副業も視野に、、などいろいろと思索にふけると思う。

そして近しい親族や同期、友達、上司に相談するだろう。

たぶんいろんなことを言われる。確かにな、と思うこともあれば、は?こいつ何言っちゃってんの??と思わざるを得ない時代錯誤なことをいう人もいるはず。

そうすると余計迷う。

この迷路からは簡単には抜け出せない。

一度、「とりあえずは起これた場所で全力出して頑張ろう!」と思っても次の日やなことがあれば「俺はここにいるべき人間じゃない」と180度違う考えになっている。

 

こんな迷宮に入ってしまったらどうすればいいのか。

わたしは、時間軸の概念を持つべきだとおもう。

 

これは、

30歳までに結婚して、35で~~部に異動して、40で部長に、、

という類のものではない。これは単なる空想上の予定である。

 

ここでいう時間軸とは、

自分や、相手の自分に対する行動・言動がいつのゴールを目指しているか

ということである。

時間のコンパスとでもいったほうがいいだろうか。

 

たとえば、会社の上司と自分のキャリアプランについて面談をしたとする。

自分は5年先を見据えて、部署異動をしたいという。それに対し上司は5年ではこの部署のことはわからないからここでがんばれ、という。

これは自分と相手の時間軸がずれているからおこるコミュニケーションの齟齬である。

自分は5年後には(転職したいから実力がいち早く身につきそうな)部署に異動したい。対して上司は(40年間会社にいることを前提に)まずは5年ここでがんばれという。

()の中が欠けているからお互いに「こいつは何を言っているんだ」となる。

この例では上司に対して将来転職したいという前提を言うのは難しいかもしれない。

だが、この相手はいつのゴールに対しての助言をしているのかということを自分だけでも明確にする必要がある。

さもなければ助言をもらうたびに異なる時間軸の話を混同して迷路がどんどん複雑化していく。

 

これは自分の中だけで考えているときにも同じことが言える。

なんとなく役に立ちそうだから資格を受ける、というよりは(たとえそのプランが実現しなかったとしても)10年先の独立に向けて、今この資格を取る、と考えたほうが迷うことが少なくなる。

 

つまり時間のコンパス、というわけだ。

 

私たちは今の現状を分析することは比較的得意だが、将来を予測することは苦手である。というか、できない。しかし、できないからやらないとよりできなくなる。

結果として予測が外れてもいい。自分の時間感覚を身に着けるためにも、未来から逆算をして今を考えていくことはとても重要なのではないか。

 

今日はすこし硬めの文章で書いてみた。いかがだったであろうか。

 

 

 

 

今日のテーマは最近ずっと考えていることで、たしかに、「今」をがんばることはとても重要なのだけど、世代や立場が異なる人は「今」だけに目を向けてないこともあって(いい意味でも悪い意味でも)、そういう人たちと話すとモヤっとすることが多かったので、自分なりにその理由を分析してたどり着いた一つの結論になります。

 

あ~このひとは今までの経験から私の20年先を見て言ってんのかな?と思えるようになるだけでモヤっと感は減るので、将来に悩みを抱えている人にはお勧めできるかなと思います。

 

今日はここまで。おのさとでした、また明日。ばいば~い!