せんいち!

おのさとの「千里の道も一歩から」小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

Mr.Children「重力と呼吸」にて、私は裸になりたがる

ãéåã¨å¼å¸ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

どうも、おのさとです。

 

10月3日、Mr.Childrenの最新アルバム「重力と呼吸」が発売されました。

自分、お気持ちいいっすか?

 

ありがとう、Mr.Children

 

 

 

 

今日はこのアルバムを聴いた私の個人的な感想を垂れ流していきたいと思います。

 

 

 

Mr.Childrenという稀代のカウンターパンチャーの一撃

桜井さんって、すげーひねくれてるんですよ。

すげーポップソングと思わせて甘い思いは膨らんで柔らかな体温に触れるとき心は天空を飛んじゃうどエロい歌を腰振りながら歌うし、すべてはフェイクって言ったと思ったらその全て真実とか言い出すし、退屈なヒットチャートにドロップキックしだすし、冷めかけのスパゲッティっていうフレーズを使いたいからって罪深い不倫の曲作るし、君に会いたい連呼してああミスチルもここまで落ちたかと思ったら曲名「常套句」だし、B面の曲集めたアルバムがなんか珠玉のアルバムみたいになってるし、Mr.にChildrenだし。

 

そういうのを狙ってやってるところがまた好きなんです。これが好きなんでしょ?ホレホレとお菓子をぶら下げられて、あの何人の女をその笑顔で落としてきたんだっていうど下品エロスマイルで目の前でお菓子を食べられてしまうみたいな。

 

そういうことができるのってみんなが欲しいものがわかってしまうからなんですよね。

 

news.yahoo.co.jp

 

この記事でも述べてました。

「たぶん僕は永遠に、何かに対してカウンターしていくってことがとても好きなんだと思う。だから『ミスター』に対して『チルドレン』だし、期待に半分応えながら、半分裏切るし。歌詞を書くうえでもメロディーを書くうえでも、予定調和をあえてつくっておいて裏返しするっていうことがすごく好きだし」

 

なんかこれさらって書いてるけどとんでもないこと言ってますよね。カウンターっちゅうのは相手の攻撃を見きってこそ打てるものじゃないですか。

私はみなさんが欲しいものは全てわかってますよと言わんばかり。そしてミスチルならそれが通ってしまうというこれまで築き上げた実績。

 

そして今回のアルバムでのカウンターの一撃とは。。

REFLECTIOM、ヒカリノアトリエツアー、25周年ツアーを経てゴリゴリのバンドサウンドでの勝負というものでした。

 

 

重力と呼吸のサウンド

バンドサウンドがすごい。ギターの弦をこする音、ベースをスラップするときの親指がボディに当たるときの音、ドラマーの汗がしたたって落ちた時の音、そんな音が聞こえてきそうなほどに生々しくてリアルな音が詰まっていると感じました。

それを強調するかのように桜井さんのボーカルは淡白というか抑揚をつけすぎない歌い方をしていますよね。シャウトがあったり高音の部分もあるんですけどそれらは今までならガツンとボーカルが聞こえるようになっていましたが、今回はマイクを離して歌ってるような感じで音が小さくなってます。


「ドラムサウンドの重みはすごく考えていました。(今作は)全アルバムの中で最もロック的な要素が強いかな。それこそ弦と指がこすれる音まで聴こえるような、4人のたたずまいを意識して聴いてもらえるような、そういう音にしたかった。今までのMr.Childrenの音像は、ブラスを増やして、弦を増やして、音を重ねていくっていう方法に向かっていたけど、そうじゃなくて、4人だけのダイナミクスで表現の幅を増やすことができるんじゃないかと」

上の記事で述べてるように、やはりロックなサウンドを意識していたようです。

25周年ツアーとかヒカリノアトリエツアーで試みていた方向性とはだいぶ違っていたから結構驚きました。

それについても上の記事で述べられています。

 

『ここを突き詰めていっても俺たちの良さは出ない』と感じた

だそうですw これ笑っちゃったんですけど、あのレベルがMr.Childrenにとっては失敗になるのかよ、、

 

私は高校2年生からミスチルのファンになって早8年くらいですかね。その時から常に、いつまでやってくれるのかっていう不安がつきまとっていたのでもう新しい作品を出してくれるだけで感謝感激であるわけなんですけど。こうやって未だにもっと上を目指して挑戦と失敗をしてる姿を見せつけられるとなんかよくわかんないんですけど悔しくなってくるんですよね笑 桜井さんみたいな才能があるわけでもないんですけど自分もやってやると思わせてくれます。

 

あーあ、こうやってまたK.Oされてんだよなあ。悔しいわ〜〜

 

アルバムとしての構成

さて、やっとこさアルバムについて。

まずは曲。今回はすでに発表されていたhere comes my love、himawariを含む10曲。

 

  1. Your Song
  2. 海にて、心は裸になりたがる
  3. SINGLES
  4. here comes my love
  5. 箱庭
  6. addiction
  7. day by day(愛犬クルの物語)
  8. 秋がくれた切符
  9. himawari
  10. 皮膚呼吸

 

まあ最初からぶっ殺しに来てるよね。

  • Your Song
  • 海にて、心は裸になりたがる
  • SINGLES
  • here comes my love

この4曲でもうふらふらっす。twitterを見てると海にて〜が人気っぽいですね。ダウンピッキングエイトビートの疾走感溢れるメロディ。アニソンとかで女性ボーカルが歌っても違和感なさそう。

 

私の一押しはSINGLESですね。

守るべきものの数だけ人は弱くなるんなら

今の僕はあの日よりきっと強くなったろう

はい〜予定調和のぶっ壊しでました〜カウンターパンチ〜。普通ね、守るべきものの数だけ人は強くなるんですよ。それをまず壊しといて、あの日よりきっと強くなったろうってことは守るべきものの数が減った=別れたってことでしょ。

 

要約すれば「好きな人と別れた」 これが桜井シェフの手によってこの通り。なんともポエミー、デリシャス。ありがとう。桜井シェフが作る料理ならちょっとぐらい汚れていても残さず全部食べてやれる気がするよ。

 

 

  • 箱庭
  • addiction
  • day by day(愛犬クルの物語)
  • 秋がくれた切符
  • himawari

 

で、後半ね。余計なブラスや弦は最小限に、4人の音が強いことは前半と変わらず。アルバム曲らしい曲が並んでる感じ。私、「水上バス」とか「あんまり覚えてないや」みたいな情景が浮かぶような曲が好きなんですけど、あえて分類するならここら辺と同系統かな。

で、私の中で「漢字二文字の曲良曲説」ってのがあるんですけど「箱庭」も例に漏れずでしたね。

ポップなメロディと裏腹に辛い別れを情景豊かに歌った曲であります。私の手にかかれば「箱庭」の魅力もこの通り大激減!!みんな、ちゃんと聴いてくれ。聞いたらわかるから。

addictionはフェイクみたいなダーク路線。day by dayは車のCMがぴったりっていう曲。マツダのCX5とかにはまりそう。

ãCXï¼ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

「秋がくれた切符」も大すこです。これもね要約すると

風の匂いが秋になったな〜っていうのをカーディガン着た彼女の背中見て思って、手繋ぐ

 っていうだけの歌ですよ。どんな解像度のディスプレイを搭載してやがるんだ桜井先生の目は。

himawariもhere comes my love もそうだけど、このアルバムに入ることで魅力が倍増してねーか?単体で聴いた時はそこまで琴線に触れなかったんだけどこのアルバムで聞くと歌詞の意味までスーッと入ってくる気がする。地味にシングルとアルバムでサウンドことなってるしね。三菱より憎いよ。ニクいね、ミスチルだよ

 

最後、皮膚呼吸

歌い出しよね。

『ある日』、じゃなくて、『と、ある日』

これは完全に私の妄想なんですけど、皮膚呼吸はこのアルバムの一番最後に出来た曲なんじゃないかと。

ここまでの9曲で新しい挑戦をしてバッキバキのバンドサウンドを作ることができた。そしたら『それで満足ですか』って。『もう試さないでよ』って。

だから皮膚呼吸のイントロはそれまでの9曲ってことなんじゃないかなって。

 

〜(9曲)〜♪ と、ある日

 

作曲という苦しみに息が詰まっても、皮膚呼吸で無我夢中で空気という名の音楽を取り入れてこれからも自分を試すぞっていう決意表明の曲。

 

だから皮膚呼吸はこのアルバムとしては最後の曲だけど、Mr.Childrenとしての始まりの曲なんじゃないかって解釈しました。

 

まあ、カウンターパンチ大好きだからね、こう言っといて解散〜なんてこともあるかもだけど、私は信じてます。また音楽シーンのど真ん中に4人が躍り出ることを。

 

 

Mr.Childrenじゃなきゃ

今回のアルバムはロマンチックとは程遠いけど、聴き心地がよくてハイになりました。

こんな良曲たちを聞いてしまう反動が怖いから、楽しいのは今だけ 自分にそう言い聞かせて少し冷めた感じでいこうと思います。いや、初めからなかったものって思おうかな?

こばたけから独立してセルフプロデュース始めてからもう4年ほど経つけど、まだ底は見えないですね。ミスチルの世界の広さを再認識できました。きっと僕が考えていた以上に小さな箱庭で生きていたみたいです。

もっと広い世界を見せて欲しい!もうすでに新曲が欲しくてたまらないよ。愛おしさはまた深くなってしまいました。

この記事も4000字近くなってしまいました。書き始めてから2時間近く、、外の茜色の夕日が綺麗で切ないです。

ボーカルが歌い方に感情を入れすぎないことで聴いてる側の想像力が掻き立てられている気がするんですけど、それも戦略ですか?リスナーの想像力がなくなってきてるから俺らが育ててやるか、ってことですか?こんなこと書いたら、またミスチルファンの桜井マンセー宗教っぽいキッモってなるから言いません。思いを飲み込む美学ってやつです。実際は面倒臭いことから逃げてるだけですすいません。

とにかくこのアルバムを聴いて、私も変化を恐れずに走り続けたいと思えました。今日も自分を試すとき!

 

ああMr.Children、君じゃなきゃ。。

 

 

 

 

うああ書いた!すっきりした!なんかね、体に電撃が走るみたいな衝動的な良さではないんですよ。じわじわどんどん体に馴染んでくるアルバムになってます。発売日から5日おいてこの記事を書いてよかった。初日だったらこんな熱量は持てなかっただろうな。

 

次回のMr.Children芸人には呼んでください。今日はここまで!ありがとうございました。おのさとでした、バイバイ!